生理中にパーソナルトレーニングジムに通っても大丈夫?注意点は?
今回は、これからパーソナルトレーニングジムに通うことが決まっている女性に向けた内容となっています。通常、1~2か月程度と契約期間が決められていることが多いですが、生理中にジム通いする場合もあります。この記事では、生理中のトレーニング内容について事前に知っておくべきポイントを解説しているので、ぜひ参考にしてください。
生理中はトレーニングをしても問題ない?
結論として、トレーニング禁止ではありません。ただし、普段と体調が異なるので、体調に気を配りながら体を動かしてください。
トレーニングしても問題ない
女性ホルモンの分泌量が低下することや、体に水分を溜め込もうとするため、むくみが発生しやすくなりますが、トレーニングしても問題ありません。ただし、普段より体調が優れないことが予想されるので、ペースを落としながら動かしましょう。
アスリートはあえてトレーニングする場合がある
欧米では、生理中にあえてトレーニングする場合があります。その理由は、女性ホルモンの分泌量が低下することで筋肉が付きやすくなるからです。女性は男性よりも、テストステロンなどのホルモンの分泌量が少ないため、男性よりも筋肉が付きにくくなっています。しかし、生理中は女性ホルモンの分泌量が低下するため、普段と同じトレーニングをしても、筋肉が通常以上に効率的に付くようになります。ただし、日頃から体を鍛えているアスリートだからできている場合もあるため、むやみに実践しようとせずに、自分の体調に気を配りながら行いましょう。
生理中でもパーソナルトレーニングジムに通うべき理由
ここからは、3つの理由を紹介します。体調を整える目的でジムに通いましょう。
生理痛の緩和
運動で血流を良くすることで生理痛を緩和する効果があります。ただし、運動量が増えすぎないようにするなどの配慮が必要です。
むくみ解消
適度に体を動かすことで、むくみ解消の効果が期待できます。長時間体を動かさないでいると、血流が悪くなり老廃物が蓄積されやすくなります。その結果、体が冷えるので、むくみが発生しやすくなります。とくに、冷え性で悩んでいる人であれば、体を動かしましょう。
イライラ解消
普段より精神的に辛い時期となる人がほとんどです。イライラしてしまい食欲が増進して太ってしまう人もいるでしょう。この状態は好ましくないと思ってはいても、ホルモンバランスが乱れているので制御できません。そのようなときに運動を取り入れることで、イライラを抑えることができます。
生理中にパーソナルトレーニングジムに通うときの注意点
こっからは、3つの注意点を紹介します。体調が優れないときはジム通いを休んで体を回復させましょう。
激しいトレーニングを避ける
普段と体調が異なるので、追い込みすぎるトレーニングをしてはいけません。ダイエットのために通っている人でも、運動量を抑えたほうが好ましいです。この機会を利用し、トレーナーと相談し、普段あまりできていないトレーニングメニューに挑戦するのもよいでしょう。
頑張りすぎない
血流を良くするためのトレーニングや、イライラ解消のためのトレーニングを行いましょう。憂鬱な気分を解消するためにジム通いしているという意識づけをしておけば、頑張りすぎることがありません。また、男性トレーナーでも女性のクライアントを担当するときは、研修などで生理について学習しています。相談しにくい場合は、ベテランのトレーナーや指導実績が多いトレーナーに相談しましょう。
体を冷やさない食事を心がける
氷入りの飲み物や冷たい食事などといった、冷たいものを極力摂らないように心がけましょう。温かい食事や野菜などを食べましょう。食事内容を見直すだけでも効果が出る場合があるので、体調を整えるためにも、体によい食事を心がけてください。
生理中にするべきおすすめのトレーニング内容
普段通りのトレーニングプログラムでも問題ありませんが、体調が優れない場合は以下のトレーニングを行ってみましょう。
ストレッチ
体を完全に休ませるのではなく、ストレッチで血流を良くしましょう。頭痛や腹痛などが激しいときは完全に休養することも考えますが、そうではない場合は短い時間でも構わないので、ストレッチで血流を良くします。
有酸素運動
ランニングやウォーキングなどの有酸素運動も血流を良くします。ランニングマシンで運動するのもよいですが、自然のなかで体を動かすと気分も良くなります。
反動付きのトレーニングを行う
反動無しのトレーニングは、常に筋肉に力を入れている状態になります。生理中は力を入れ続けるのが難しい場合があるので、反動を付けたトレーニングで体を鍛えましょう。ただし、重りを持たずに自分の体重だけを負荷にするなど怪我しないようにしてください。
まとめ
生理中で体調が優れないときに、頑張り過ぎないことが大切です。また、他の人と比較するのも好ましくありません。体調は人それぞれなので、自分の体の状態を崩さないようにしてください。そして、トレーナーに生理中であることは可能であれば伝えましょう。トレーニング中やトレーニング後に体調が優れなくなると、対処が遅れてしまう場合があります。相談しにくい場合は、最初から女性トレーナーを付けてもらうようにするか、男性トレーナーでも実績が豊富な人を選択するようにしましょう。